オバマオプション
って言われていたらしいですね。昨夜NYカットのドル円90円行使価格のドルプットオプション。オバマ大統領就任式前後で何かがあるかもしれないというまあ投機的なポジションでしょう。
以下は銀行の方から聞いた話ですが、昨夜のNYでの為替の急落は、どうもこのオプションの行使に絡むテクニカルな部分が大きいと聞いております。
このオプション、みんな考えることが一緒だったのかあるいは特定の人が巨額の利益を狙ってやったのかよくわかりませんが、とにかく金額が大きかったようです。60億ドルともいわれる。行使期限の時間(昨夜の東京夜中12時)直前はわずかにアウトオブザマネーだったと聞いていますが、それがかなり行使価格に近かったため、金額を考えて、プットホルダーが「行使」してしまった。(60億ドルをマーケットで売りに行くと、結局平均すればもっと下でしか売れないと考えられますから)。アウトオブザマネーだと思ってちょっと油断していた銀行(プットの売り手)があわててカバーに走ったというのが真相と聞いています。すぐにもとのレベルに戻ったのは、この取引が短期筋によって行われたものであることを示していると思いますが、いずれにしても、この流動性の少ない市場で、為替にはこういう変動もありうるのだということを改めて確認させられた動きでした。いや、勉強になります。
以下は銀行の方から聞いた話ですが、昨夜のNYでの為替の急落は、どうもこのオプションの行使に絡むテクニカルな部分が大きいと聞いております。
このオプション、みんな考えることが一緒だったのかあるいは特定の人が巨額の利益を狙ってやったのかよくわかりませんが、とにかく金額が大きかったようです。60億ドルともいわれる。行使期限の時間(昨夜の東京夜中12時)直前はわずかにアウトオブザマネーだったと聞いていますが、それがかなり行使価格に近かったため、金額を考えて、プットホルダーが「行使」してしまった。(60億ドルをマーケットで売りに行くと、結局平均すればもっと下でしか売れないと考えられますから)。アウトオブザマネーだと思ってちょっと油断していた銀行(プットの売り手)があわててカバーに走ったというのが真相と聞いています。すぐにもとのレベルに戻ったのは、この取引が短期筋によって行われたものであることを示していると思いますが、いずれにしても、この流動性の少ない市場で、為替にはこういう変動もありうるのだということを改めて確認させられた動きでした。いや、勉強になります。
この記事へのコメント
オプションがらみの話は何度解説されても、なかなかすっきり理解できないながら、ググッてみたら、要警戒と一部では以前から言われていたことだけは分かりました(^^)
ちょっと話は違いますが、一旦ドル円が90円を割り込むと、オプションがらみで80円ちょうどくらいまで急速に円高進行も有り得ると聞いていたのに、ちっともそうならないじゃん!と思っていましたが、やはりこういうことがあるんですねえ・・・
初心者改め39歳無職さんどうもです。ご指摘のような状況があったため、今回のオプションはエキゾティック系ではなく巨額のプレーンバニラ系と推測されているようです。
恐ろしい事です。
bingoさんどうもです。今回の取引主体はイマイチはっきりしませんが、ファンドと呼ばれる人々が必ずしも消滅したわけではないし、今後解約に伴うポジション解消も必要になってくるので依然注目すべきだと思います。
かるぱーすさん、どうもです。因果律が成立する世界でのラプラスの悪魔がここには存在しているということでしょうか。
http://img.doblog.com/80000/u79961/1000/FI576_2E.jpg
損切りの技術のあるファンドは沈まなかったのかもしれません。なので,まだまだ本丸は…